省エネ住宅ポイント交換対象アイテム ポイントの交換方法

Product Guide

動線と家具のサイズについて

家具の大きさやレイアウトは室内の人の動き(動線)を考慮して決めなければなりません。
どんなに良い家具も人の通行を妨げてしまっては、あなたにとって良い家具とは言えません。
これはレイアウトでもっとも大事なポイントです。まず初めにお部屋をどう使い、どこを移動するかを考慮してみてください。

サイズについて

実際に家具を選ぶ段階で重要なポイントはサイズです。
その大きさ次第で使い勝手が大きく左右されます。ショールームでは広くて天井も高いため、つい大きめを購入しがち。お部屋に置いたらこんなに大きかったっけ?というご経験の方も多いと思います。
大きさ、レイアウトを考えるとき、家具本体のみのサイズのほか、椅子や引き出しなどの可動範囲、ウォークスペースを考慮する必要があります。

視線と配置の関係性

出入り口付近に背の高い大きい家具を置くと圧迫感があるのでオープンな空間があったほうが良いと思います。
ただし間取りによっては入り口中央部に対して左右に背の高い家具を置き、視線の奥側に低いローボードなどを置くと、遠近感が出てスッキリ見せる方法もあります。
また家具を選ぶ時に奥行も統一しておくとスッキリします。

イメージと搬入経路

何が何処にいくつ必要なのか、実際に家具を置く場所を考え部屋全体をイメージして下さい。
コンセントの位置やテレビアンテナの位置、柱や梁の出っ張りにも注意しましょう。
開閉式の家具などを配置するときは特に注意してください。配置が決まったら、そのスペースの寸法を測り家具を選ぶ際の参考にします。
玄関の幅、廊下の幅、部屋のドアも測っておきます。せっかく悩んだ挙句に決めた家具が搬入の際に部屋に入らない・・・なんて事にならないように、搬入経路を必ず確認しておくのもポイントです。

家具のサイズ使用面積のポイント

部屋の広さ、間取りによって必要な家具のサイズや配置はそれぞれ異なってきます。
そこで一般的にはなりますが、使用人数による家具の参考サイズや各部屋ごとに気を付けてほしい簡単なポイントをご紹介します。

ダイニングルーム ダイニングテーブル

ダイニングテーブルの場合、一人分の占有面積は幅約60cm、奥行きは40cmとなります。
小さ過ぎると手狭な感じですし、大き過ぎると部屋のゆとりが無くなってしまいます。この点をふまえて、他の家具とお部屋とのバランスを考えて選びましょう。
また、椅子本体とその可動範囲を考えますと、奥行きは80cmは欲しいですね・・・。
人が通るスペースは通常60cm、二人がすれ違う幅は110?120cm程度が必要なスペースとなります。目安として空間確保を忘れないで下さい。

【 椅子との関係について 】

種類の異なる椅子とテーブルを合わせるときは、その高さに注意して下さい。
一般的に天板のトップの高さと椅子の座面の差は約30cm位が日本人向きとされています。
その為ダイニングテーブルの平均高は70cmが多いですが、フォークやお皿を使う洋食のテーブルは少し高めで、和食のテーブルは少し低めが使いやすいとされます。 統一感を優先する場合はセットで購入するのが簡単ですが、椅子とテーブルは選ぶ基準も求められる要素も異なります。
実際、椅子とテーブルを作製する職人は異なり、得手不得手もあります。テーブルは良いけど、椅子はイマイチ・・・ またその逆もあります。
色やデザインは統一感があっても、体にフィットしない椅子を使うことは長い目で見ると決してベストな選択とは言えません。 多少色やデザインが違っても別々に納得のいくものを選ぶのも一考です。

【 使用スペース参考例 】

使用人数 テーブルサイズ 空間スペース(設置により異なります)
1人?2人 巾900×奥行き800?900 1,500×2,400?2500
3人?4人 巾1,500×奥行き800?900 2,100×2,400?2,500
5人?6人 巾1,800×奥行き850?900 2,400×2,400?
6人? 巾2,000?奥行き900? 2,600?×3,600?

【 サイズ・形状のポイント 】

長方形や正方形のテーブルは、壁やキッチンカウンターにつけられる点でスペース効率が良いのが利点です。
また円形や楕円(オーバル)は角が無い分テーブルまわりの動線がスムーズです。
サイズに関しては、二人で食事をする場合、天板幅120cm×奥行き70?80cmは確保したいですね。
また最近では、大きめテーブル(天板幅140cm以上)を選ぶ家庭も増えています。
大きめテーブルなら、その上でアイロンをかけるなどの家事やパソコンを置くといった風にちょっとした作業ができるなど用途が多様になり逆に省スペースになることもチェックして下さい。

リビングルーム ソファ

ソファを選ぶときにチェックしておきたいのが、座面の幅と奥行きです。
あるデータ統計では、ソファでする格好で「座る」についで多いのが「寝転がる」だそうです。
ソファの観点は日本人の感覚と欧米諸国ではまるで違います。諸外国では部屋の中でも靴を履いて生活します。なのでベッド以外に体を預け寝転ぶ場所はソファ以外に無いのが実情です。
日本人としても、やはり寝転ぶ行為は重要かと思います。また、寝転んだときに広さを実感したい、夫婦二人でゆったりと座りたいと思われるなら座面幅が130?150cm、奥行きは70cmくらいが目安となります。
座ったときに奥行きが深すぎる場合は、クッションを背にあてて調整する方法もポイントになります。
もう一点、ソファ選びでサイズと共に注意したいのが、体全体が支えられているかどうか。例えば、電車やバスのシートに長時間座っていると疲れるのは体をおしりだけで支えているせいなのです。
ソファを選ぶとき、腰から背をしっかり受け止めてくれる座面と背もたれかどうかが重要です。

【 センターテーブル・TVとの相性 】

ソファーの場合、基本的にセンターテーブルの間は脚をゆったり伸ばせる50cm前後が目安。
また、ソファーの座面高とテーブルの高さを合わせるのがバランスが良いポイントになります。
TVとの距離については、プラズマテレビや液晶テレビは、従来のブラウン管式テレビに比べて高画質なため視聴距離が近くなっています。
ブラウン管テレビの場合、距離は画面縦サイズの約6倍ですが液晶テレビは画面縦サイズの約3倍と半分になります。
縦横比が異なりますので一概には言えませんが、ブラウン菅32型で約2.4m、液晶43型で約1.6m程度の距離が最善かと思います。
また、 テレビは少し見下ろす角度が疲れず良いとされます。近年は画面の大型化に伴って低めのテレビ台が人気となっています。

【 TVボードのポイント 】

引越しや、新築、または地デジ化に伴いテレビを買い替える方も多いのでは?
まず初めに、インチ数が同じでもメー カーによって外寸が異なるので事前にテレビの幅、高さ、奥行き、重さを調べておくことが大切です。
TVボードの高さも注意してください。座ったときにテレビの中心と目線がほぼ水平、もしくは目線が少し下がるくらいのTVボードの高さが適切といわれています。

ベットルーム

ソ寝室は一日の疲れを癒してくれる最もくつろげるプライベートな空間。
ベッドを中心としたレイアウトになりますが照明や窓の配置、明るさの調節に注意して下さい。

【 ベット選びのポイント 】

睡眠時間を8時間とすれば一生の三分の一はベッドの上で過ごすことになります。
そして、ベッドは体の疲れを癒し、明日への活力を生み出す大事なもの。そのベースとなるのがマットレスです。
マットはソファと同様に身体を預ける家具ですので、デザインやサイズよりまず寝心地が大切になります。腰や背骨に合わせて沈み込み、脊椎が直立している時と同じよう、きれいなラインを描くような感じが理想的です。
マットレスはスプリングやウレタンなどのクッション材でできていますが、その種類も高反発、低反発と様々です。
大切なポイントになりますので慎重にお選び下さい。デザインについては、ライフスタイルとお部屋の雰囲気に合わせて選べますが基本的にはベッドフレームとマットレスは別々に購入することができるのでデザイン優先で購入する必要はありません。
設置スペースとしては、レイアウトによりますがベッド本体両脇に各65cm(※壁面に付ける場合は片側のみ)足元は50cm程度の動線スペースは必要です。
また、宮付きのヘッドボードの場合のサイズや収納引出しが付いたタイプは、タンス同様にその可動域に注意しましょう。

【 ナイトテーブル・チェストのポイント 】

ホテルなどでは必ずあるベッドの脇にある小さな収納机、ナイトテーブル。
読みかけの本を置いたり、ランプを飾ったり、腕時計やメガネなどの装身具をしまっておくのに大変便利です。
ベッドフレームに合わせて選ぶと良いでしょう。また、下着や小物を収納する整理タンス(チェスト)は、毎朝使うものですから作りの良い上質なものをお勧めします。
チェストは見た目ではなく、引き出しの造りが重要です。衣類を詰め込むと重さが掛かりますので、何も入っていないのにスムーズに開閉しないチェストは極力避けて下さい。
安い!という利点だけで買うと毎朝ストレスが溜まることになります。造りとしては引き出しの枠と、底板材の厚さや組上げ方が重要になります。
近年はキャスターやスライドレールが付いてスベリがよくなっていますがその場合も、金具の強度と引き出しそのものの造りは重要です。